チェック・ポイント・リサーチ・チームによる2022年7月18日における週次のサイバーセキュリティ脅威レポートの抄訳です。
オリジナル英語版は、こちらを参照ください。
今週のTOP サイバー攻撃とセキュリティ侵害について
Check PointのHarmony Mobileは、この脅威に対する防御機能を備えています。
- サイバー研究者は、被害者から完全なIDを盗もうとするPayPalのユーザを対象としたフィッシングキットを発見しました。
脆弱性及びパッチについて
- Microsoftは、84件のセキュリティ脆弱性に対するパッチをリリースしました。そのうちの1件は、Windowsのクライアント/サーバ・ランタイム・サブシステム(CSRSS)において、活発に悪用され、深刻度が高く、特権の昇格を招くゼロデイ脆弱性です。この脆弱性は、CVE-2022-22047としてトラックされ、悪意のある攻撃者がSYSTEM権限を獲得することが可能であり、米国CISAは連邦政府機関に3週間以内にこのパッチを適用するよう要請しています。
Check PointのHarmony Endpoint、Threat EmulationおよびIPSは、この脅威[Exploit.Win.CVE-2022-22047.*; Microsoft Windows Client/Server Runtime Subsystem Elevation of Privilege (CVE-2022-22047)]に対する防御機能を備えています。
サイバー脅威インテリジェンスレポート
- チェック・ポイント・リサーチの調べによると、2022年6月、最も流行しているモバイルマルウェアとして、5月末に停止したFluBotに続き、MaliBotという新しいAndroidバンキングマルウェアが3位となりました。Emotetは依然として全体的に最も流行しているマルウェアであり、Snake Keyloggerは、先月8位に登場して以来、活動が増加して3位にランクインしています。
- 2021年6月から活動領域の端にとどまりつつも、中小企業をターゲットに活動を続けている北朝鮮系のランサムウェア「H0lyGh0st」について、サイバー研究者によりその実態が明らかになりました。
Check PointのAnti-Virusは、この脅威[H0lyGh0st.TC*]対する防御機能を備えています。
Check PointのHarmony Endpoint、Threat EmulationとAnti-Botは、この脅威[Trojan.Wins.Qbot.*, qbot.TC.*, Banking.Win32.Qbot.TC.*, Trojan.Win32.Qakbot.TC.*対する防御機能を備えています。